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2006/04/29

Fisheye 【リョウ】

 買おう買おうと思いながら買うタイミングを逃していたLOMOのFisheyeという魚眼レンズのコンパクトカメラ。そんな気持ちを知ってか知らずか、誕生日にファンの方がプレゼントしてくれました。ありがとう!
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 デジタルカメラで写真を撮るようになってから5〜6年。メモリースティックは大容量。あと何枚撮れるかなんて気にしない。撮ったらすぐ見て失敗したら消す。色も直せる。やろうと思えば、今撮った写真を数秒後には全世界に公開出来る。フィルム代も現像代もいらないから、近年は年間2000枚ペースで撮影。パソコンには8000枚くらいの写真が入ってます。実体がないので置き場所も撮りません。いや取りません。ハイテクだね〜ハイテク。ハイテクノロジー。コレは無くなったら困るし、楽しんでるし否定もしません。が、久々のフィルム撮影はもっと楽しかった。

 まず当然フィルムを買うんだけど、いざ買おうと思ったら前までコンビニにあんなに沢山あったフィルムのラインナップが少ない少ない。つーか1種類しか無い。でもとにかく早く撮ってみたいのでそれを買う。おそらく構造的には魚眼レンズ付き写ルンですみたいなものなんだけど、いっちょまえに電池を入れるところがある。フラッシュの為だけの単三電池を買う。面倒クサくて、ちょっと嬉しくなって来た。一応ファインダーはあるんだけど、レンズが魚眼でファインダーはフラット。当然覗いても意味ない。説明書にも『役には立ちません』と書いてあるくらい意味の無い代物。そもそも失敗や偶然性を楽しむカメラなので、沢山撮って感覚を身につけろという事らしいです。
 記念すべき一枚目は自分を撮ってみた。デジカメではありのままが写るから滅多に撮らないんだけど、このカメラならちょっと違って見えそうだから撮ってみた。

『カシャ』

 予想以上に軽い音がする。ごついブーツでウズラの卵踏んだときくらい軽い音だ。でもまぁ撮ったよな。
「…。」
 そうだよ、待ってみても何も起きない。現像するまで見れないんだよ。だから予想するしかない。想像でプレビューしてみる。「電気ついてるとはいえ暗かったかな〜」と思ってフラッシュ点けて再び撮影。サツウェイ。
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 翌日、仕事に向かう途中車でサツウェイ。軽率にシャッターを切りまくる。
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甲州街道のいつも気になる喫茶店の前で丁度赤信号になった。デジカメとロモで、同じ場所から同じアングルで撮ってみた。
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広角ぅ〜!Fisheye恐るべし。
 その後、メンバーがウチにプリプロに来た時や、レコスタとかでバシバシ撮影。ようやく長い長い27枚が撮り終わった。
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コンビニに行ったついでにフィルムを出した。「明後日の朝には出来ます。」と。じらすね〜。
 待ちに待った2日後、案の定半分くらいは失敗してました。ほとんど真っ暗で何も写ってない。このカメラMの人にはたまらんね。

4月 29, 2006 佐々木良 | | コメント (4) | トラックバック

2006/04/28

AOYAMA 【SASAKI】

 あれは、確か昨日の事。Wanicoffを観に青山"月見ル君想フ(変換しにくい)"へ。大好きなライブハウス。
 開演30分前にようやく「今日観に行っていいですか?」と木村さんにメール。返事が来る前に家を出る。コレは賭けだ。いつも招待で入れてくれるんだけど、待てよ。いつしかそれを当たり前に思ってやしないかと。しかもこっちは好きで観に行ってるのに、むしろ木村さんに「ありがとう」と言ってもらってる始末だ。いや、「ありがとう」はこっちの台詞ですと。もし楽屋が圏外もしくは本番まで木村さんがこのメールに気づかなかったら、その時は当然当日券を買わせて頂きます。そのくらいのつもりです。当日券で入るつもりで行って、一応連絡したら招待で入れてくれたって言う感じが一番キレイだ。「え?いいんですか?そんなつもりじゃなかったのに〜」っていう。なんて小ちぇ事を考えてると、渋谷に着いた辺りで木村さんからメール、『名前入れとくよ。ありがとう!』。よかった〜。間に合ったよ〜。
 そんなチッポケな男 in AOYAMA。タバコをやめてから、コーヒーとお酒が今まで以上に楽しみになっている。そんなで途中でせっかく買ったスタバのカフェモカでしたが、ライブハウスに飲食物の持ち込みが禁止だった為、急いで飲むはめに。そんなら缶コーヒーでよかったな〜とまたチッポケな事を思いながら中へ。
 いつも素敵な対バン率が高いことで有名な木村さんのライブ(俺の中で)。今回も全部よかったです。ってなんと言う乱暴な表現でしょう。仮にもミュージシャンとは思えませんね。でもこれホント。1番目のキオクノオトは途中からでしたが、次のムジカラグー(CD買っちゃった)、タバコジュース、共にいつの間にかワンマンライブを観てるかの様な錯覚に。世界が強くて深い。手先でやってる音楽じゃないなって思った。そこにちゃんと"表現"というのがある。何かに例えるのは失礼なんで言いませんが、二組とも空気は違えど、ルーツは近いのかななんて勝手に思ったり。
 そしてWanicoff。これだけの対バンのあとにもかかわらず、完璧にトリを務めてました。これは知り合いというのを抜きにしても文句無しのトリだったと思います。本人たちがどう思ったかわかりませんが、ライブ三回目にしてちょっと貫禄あったよ。かといって渋すぎず。上手く表現出来ません。観に行くのが一番早いよ。腰が重い人はそのうち対バンするので待ってて下さい。ただしその時は俺たちも良いライブします。
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P.S.
 また打ち上げに出てしまいました

4月 28, 2006 佐々木良 | | コメント (5) | トラックバック

流れ 【佐々木】

 ちょっとレコーディングしてました〜。何のレコーディングかはまだ言っちゃいけないみたいなので、公式発表をお待ちください。

 今回は曲が曲だけに(←詳しく説明出来なくてごめ〜ん)、カッチリ構築していく作り方をしようという事で、まず我が家で二日程かけて曲をアレンジしながらデモを録音。ふだんあまり人が来ない家なので、ちょっと嬉しい。

 使ったソフトはGarageBand 3というMac付属の音楽ソフト。ミュージシャンでなくても簡単に曲が作れるという売りの間口の広いソフトなんで、だいたいの事が直感で操作出来て楽。今まで使っていたもっと色々出来るそこそこ値段の張るソフトが、OSのバージョンアップに伴い使用不能になってしまった為、仕方なく使い始めたらコレが案外いける。内蔵のループや音源、エフェクトもかなりクオリティーが高いので、今回GarageBand 3の限界に挑戦するくらいの勢いで使い倒してやった。
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 初日はイトシュンとハリは別件で欠席だったので、アレンジ番長白井を中心に残りのメンバーで作業。なんとかやってたものの、これ以上はどうしてもイトシュンの歌が無いと感じがわからんという事で、イトシュンに自宅でアカペラの歌を録音してもらい、その素材をメールで送ってもらった。受け取った素材をこっちで作業中のオケに張り付けると、見事にキンモクセイの曲になった。便利な時代です。
 翌日彼はチャリでやってきた。イトシュンがいるうちに、鍵盤やら歌やら代わりがきかない部分を埋めていく。夜中はさすがに隣近所を気にしながら、ヘッドフォンをしてこそこそ録音。後藤と白井がすぐ足でリズムを取ろうとするので、即注意。下の階に響くから!ドラムだけはどうしてもスタジオで叩くしかないので、ハリが叩いた音源を聴いて打ち込みで雰囲気だけでも似せてみる。

 後日出来上がったデモのデータを持ってスタジオへ。今回もエンジニアはお馴染みの宮ちゃん
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データをスタジオのコンピュータに流し込み、それをモニターしながらドラム、ベース、シンセ、ギター類と、順番にデモの音源と差し替えていく。さすがに打ち込みだったドラムが生ドラムに変わるのは劇的な変化があるし、曲に大きく表情が出来た。アコギなんかもスタジオのいいマイクで録ってさらに良くなった。こういった生ものは、自宅レベルでスタジオのクオリティに対抗するには、相当研究が必要だ。でも、エレキものは意外とイケちゃったりする。最近はアンプシュミレーターなんて便利なものもあるので、本物のアンプを使うよりもイメージの音が作りやすい場合もある。今回もスタジオでエレキギターを録るときに目指した音は、自宅でラインで録ってアンプシュミレーターで加工した音だったっていう軽く本末転倒的な感じもあったし、結局自宅で録った音をそのまま残した部分もある。
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 そして今回大きかったのが『歌』。スタジオでも当然歌ったんだけど、音の良し悪しや色んな事をふまえても、デモの歌を超えられなかった。というか、デモの歌の雰囲気が凄く良かったんだよね。悩んだ結果、イトシュンがウチの6畳の仕事部屋でサクッと歌ったテイクをそのまま採用。
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 最近は、最初から最後まで完全に自宅で完結してしまう人もいるし、海を隔てて一度も顔をあわさずに、データのやり取りで曲を完成してしまう人たちもいる。俺たちも、それほど意識せずにそれらと近い流れになってる。かと思えば、15年以上前の機材(YAMAHA RY30,ED10いずれも貰いモノ♪)を引っ張りだして来て、その音でループを組んでみたり。昔の機材は、技術的に色々詰め込めなかったからシンプルでイイ。『自分はリズムマシーンであります!』と、ハッキリと言ってくれる。何でもかんでも便利に出来すぎるっていうのも、ある意味ではつまらないとも言える。想像力が衰える。今回のレコーディングは興味深い。昔ながらのやり方と上手く付き合っていきたいと思います。
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4月 28, 2006 佐々木良 | | コメント (17) | トラックバック

2006/04/21

こんな私の一面(同意求ム) 【佐々木】

 久しぶりに埼玉でライブしてきました〜。
 『けやき街ろまん』というイベントで、HARCO、残像カフェ、オープニングアクトにTOWN ACE。どのアーティストも独自の濃い世界を持っていて素敵なイベントでした。本日見逃した方、コレは観に来た方が良かったかもよ〜。 
 俺たちの初代機材車と同名の『TOWN ACE』は弾き語りの21歳男子。ピアノで歌う時は英語、アコギで歌う時は日本語。なんか目が離せなくなって、つい最後まで観てしまった。計算なのか天然なのか、アコギのチューニングが微妙で、50〜60年代のブルースのレコードみたいで良かった。そんなレコード持ってやしないけど。

 今日は出演者どうし繋がりが沢山あったので、楽屋は終止和気あいあい。リハが終わって、気づけば出演者全員が楽屋でまったり。楽屋の広さ、椅子の数、出演時間、立地条件、野暮用など、様々な理由からこういうイベントライブの楽屋ではあまり起こりえないシチュエーション。いつも持て余してしまう空き時間はとても楽しいものになりました。
 
 ただ、ライブ中にも言ったけども、一つ残念な事が。それは、この素敵な出演者の中に(キンモクセイも含む)、トイレのドアをノックしない者がいる!という事だ。ライブハウスに着いてから本番前までに4〜5回トイレに入ったが、そのうち少なくとも3回は、ノック無しでいきなりドアノブを『ガチャッガチャッ!』とまわそうとする者がいた。鍵をかけているから良かったものの、この人間の最も無防備な瞬間を狙われたらもうお手上げだ。もし鍵をかけ忘れたとして、大だったらそりゃぁもうおもいっきり目が合ってしまう便器の向き。こっちもツライがそっちもツライだろう。っていうか鍵かけてるっていう事は、ノブのとこにい印が出てるんだから、これは起こるはずの無い出来事だ。凄く心臓に悪い。俺だったら、ノブの印がになってても一応ノックをして、なおかつソ〜っと開けるようにしている。ノックが聞こえなかった場合や、もし中の人が仕上げの作業に入っていた場合、ノックを返せない可能性があるからだ。ソ〜っとゆっくり開ける事によって、中の人(もしいた場合ね)へのトラブル回避の時間的余地を与えると同時に、自分も気まずい思いをしなくてすむ。それくらい気を使う。入ろうとしたトイレから女の人が出て来たら、さりげなく時間をズラして我慢する事だってある。自分が使った後は、誰も入ってない事が一目で分かるようにわざとドアを少し開けておく。公衆便所の要領だ。

 なぜトイレの話題でこんなにアツくなってしまったんだろう。ライブの話題の倍程書いてしまった。なんかものすごく器が小さい男みたいになったけど、自己フォローも面倒なので寝るとします。観に来てくれたみんなありがとう! TOWN ACE、HARCO(たち)、残像カフェ(たち)ありがとう!ではまた。
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 明日はレコーディングです。

4月 21, 2006 佐々木良 | | コメント (8) | トラックバック

2006/04/15

激動の一週間 2 【佐々木】

 12日。とうとう30歳になった。別に昨日と比べても特に変化はない。気持ちだって急には切り替えられるものじゃないし。
 渋谷駅について、ライブのネタ用の買い出し。コージーコーナーで自らバースデーケーキを買った。プラス50円で、名前入りのマジパンのプレートを付けれるというのでお願いした。当然「お名前はどうしますか?」と聞かれたので、「あ、"りょう"で」「ひらがなでいいですか?」「はい。あ、すいません"りょうくん"にして下さい」とお願いする。その"りょうくん"は目の前の俺だけどな
 ここまでは、親戚の子供とかに買って帰る客となんら変わらない。まだ可愛いケーキだ。そして、「キャンドルが一本10円ですがお付けしますか?」と聞かれたので、「じゃぁ、30本下さい」と頼む。この時点で、このケーキの可愛さが一気に無くなった。まさか本人とは思わないだろうが、やっぱりちょっと恥ずかしかった。
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 そしてその足でクラッカーを買いにLOFTへ。脇目も振らずパーティー用品売り場へ。工事の三角コーンサイズのクラッカーがド派手に展示してあったので、クラッカーコーナーはすぐにわかった。しかしこんな小ネタの後始末をスタッフがする事をリアルに想像してしまい、申し訳なくなってゴミが出ないタイプのヤツを選んだ。

 今日のライブは全部キンモクセイの曲だし、いつもと違うのは俺がセットリストを考えた事と、MCをすることくらい。なのにこの緊張は何でしょう。
 客入れの間は、ライブで演奏しきれないレアトラックをBGMで流した。『しんしんかんせん』、『車線変更25時』の初期バージョン、『東京タワー』、『人とコウモリ』の原型、『WEEKEND CRAZY』のライブ音源、『ガラスの十代』を5人で歌った音源、他にまだ歌詞もついてない様な未発表の曲等など。もうちょっと後には、『春のセンセーション』の白井のデモや、『冬の磁石』の後藤のデモも入ってたんだけど、それはまたの機会に。

 ライブは緊張したな〜。「ここで盛り上がって、この曲でちょっと聴かせておいて…」とか、ある程度考えてあるだけに、みんなのリアクションがちょっと予定と違うだけで動揺した。逆に救われたのもみんなのおかげだけど。
 で、アンコールでみんなにタバコをやめた事を宣言しました。こんな超個人的な話であそこまで膨らむとは思いませんでしたが、なんかみんな喜んでくれてるみたいで嬉しかった。
 そしてさらに盛り上げるべく、友達の力を借りる事にする。前日に、友達に一斉にメールをして、お祝いコメントをお願いしておいたのだ。「お手数ですが"オメデトウ"ってヒトコト言ってもらえます?」と言う趣旨の情けないメールだ。しかしみんな意外と快く引き受けてくれたばかりか、割とちゃんと書いてくれて、頼んでおきながらちょっと照れた。コメントをくれた、風味堂のかっちゃん、トリ君、ワタリ君、ゲントウキのイトケン、サウンドスケジュール大石君、そして木村さん、堂島君に感謝します。
 最後はまた友達に力を借りる。煙草をやめるきっかけを作ってくれた大ちゃんをステージに呼んで、一気に盛り上がって終わりました。アンコールは、本編を失敗した時の為に、イヤでも盛り上がる曲を用意しといた。セコいですね〜。こんな、「ワ〜!」みたいな勢い押しのライブは久しぶりな感じだったので、他のメンバーにはちょっと「スマン!」と思ったりもしましたが、楽しんでくれたみたいでなにより。
 忘れられない誕生日になりました。本当にどうもありがとう。
 しかし入り口の看板、俺の名前だけだったとは。「佐々木良 バースデーライブ」って!知らない人が見たら「うわーこの人貸し切りでバースデーライブやっちゃってるよー」って思うよね。
 そんなサブい看板にお客さんが花をつけてくれてちょっとだけポップになりました。ありがとう。別のお客さんが写真も送ってくれました。ありがとう。
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 帰り際にみんな「禁煙頑張って下さい」とか、「禁煙続けて下さい」とか言ってくれたんですが、一つおかしいなと思ったのは、俺は『喫煙をやめた』のであって、『禁煙を始めた』ワケじゃないって事なんですよ。コレから頑張る事は何も無いし、やめた事は偉くも何ともない。そんなら今までずっと吸わなかった人のがよっぽど偉いってなりそうだけど、ただ吸わないってだけで別に偉くはないよね。吸ってる人は偉くないのはもちろん、悪い事してるわけでもない。ただ、吸うのをやめた人だけがちょっと『えらい』とか『頑張ったね』とかなるこの不思議な現象。コンビニで、鬼みたいな顔した人が「袋結構です」って言っただけで凄いいい人に見えるのと一緒?

4月 15, 2006 佐々木良 | | コメント (5) | トラックバック

激動の一週間 1 【佐々木】

 大ちゃんに借りた『読むだけでやめられる 禁煙セラピー』という本ですが、借りた翌日の夜中には読み終わってしまい、そのままついタバコをやめてしまいました。
 大してやめる決意もしてなければ、心の準備も無し。暇つぶしの読書みたいな気持ち。読み終わるまではポケットに、半分くらい残ったタバコ1箱と、ライター、いつも持ち歩くバッグに開封してないタバコ1箱。読み終わるまでは吸ってもいいという方針の本だったので、読みながらも何本か吸った。

 100%この本のおかげでやめられたのか?そんなに絶大な効果のある本なのか?と思うでしょうが、それは人それぞれだと思います。要するに、タバコに依存し洗脳された考え方を改め、「こんなもの吸わなくても何の不都合もおきませんよ?」という、多くの非喫煙者が当たり前に持ってる考え方(要は人生最初の1本を吸うまで自分も普通に持っていた考え方)を懇切丁寧に説いてくれる本なんだけど、この本の中で言うには、『読んだ人は殆ど成功している』と。『やめることが出来なかった人に限って、私(著者)の言う事を殆ど守ってない』って言ってるわけ。あげく、 『早い人は最後まで読み終わる前に決心がつく人もいる』 とかね。俺の場合は、最後まで読んで書いてある事まで全部納得した上で、今まで癖みたいに吸ってたその感じまでは取りきれなかった。もうホントに、大人になっても絶対に吸う事はないと思っていた小学生の頃のように、クリーンな気持ちで何の未練も残らなくなると思ってたのに、さすがにそこまでではないんだと。でもそこはさすがベストセラーのこの本、

『最後まで読んでまだ吸いたい気持ちが残っている人は、この本をもう一度始めから読み直して下さい。』

 え〜?!そりゃないわ。じゃ、今やめるわ。と、言うわけです。今までそんなに沢山の人が成功したのに、俺に効かなかったらよっぽどひねくれもんじゃないかと。
 そんでこのセラピーの最後の儀式が、本を読み終わってから最後の1本を吸うの。一口吸う度に、『こんな有害な煙を肺に入れて何になるんだ』とか、『コレで今からタバコに縛られなくて済むぞ』『バラ色の人生が待っているんだ』とか、タバコがいかに意味の無いものかを噛み締めながら吸うわけ。「じゃ、一応やるか」なんて思いながら、言われた通りにするものの、どうしても美味いって感じるし、リラックス出来ちゃう。この気持ちがタバコの依存症に寄る偽りの感情だって事を延々言われて来たんだけどね。
 まぁ書いてある事は全部理解出来たし、納得出来たからやめた。やめても楽しそうだって思ったから。それで最後の一本を消して、残りはゴミ箱に捨てた。あとはもう一生吸わなければ良いだけ。


 なんて頭では理解しつつ、実際大丈夫だろうかと思いながら翌日は町田プレイハウスでライブ。地元はやっぱ良い。落ち着く。空き時間に時間をつぶそうと思ったら、選択肢が思いつきすぎる
 本番は新旧織り交ぜたリストで楽しかった。やっつけコメントのようで、この『楽しかった』って思う気持ちが結構大事。今までも楽しかったけど、最近は純粋にその場の空気と演奏を楽しめるようになって来た気がする。それと地元のライブハウスってのが相まって、軽くおセンチな気持ちになったり。俺たちごときのキャリアでそんななるのは早いけど、まぁなった。
 で、この日は一日中楽屋にある人が出入りしていた。「似てるな〜」「似てるっていうか本人だよな〜?」と思いながら、ライブ後に話しかけたらやっぱりそうだった。俺が学生時代から大好きなスパイラルライフ、スクーデリアエレクトロのメンバーであり、解散後の現在はモーターワークスというバンドやソロワークス、サウンドプロデューサーとして活動中の石田ショーキチ氏だ。今日普通に持って来たバッグにもさり気なく缶バッヂがついてる程憧れのミュージシャンが、地元のライブハウスの楽屋にいる光景には目を疑ったが、まぎれもなく御本人。プロデュースしているバンドが出ているからという事だった。
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 お話が出来ただけでも嬉しかったんですが、共通点もあったり、連絡先を教えて頂いたり、短い時間でしたが楽しかったです。後日メールをして、送信日時の"4月12日"というのを眺めていたら、そういえば石田さんも誕生日が一緒で、昔それを知って喜んだのを思い出した。メールでは飲みに行きましょうなんて話もしたので、そこは持ち前のデリカシーの無さで、真に受けて実行しようと思います。

 そんなプレイハウスの翌日は、12日の誕生日ライブのリハ。昨日から俺が一本もタバコを吸ってない事にまだ誰も気づいてないみたいだ。まぁ、周りの人間がいつタバコに火をつけたかなんて、いちいち気にしないもんか。って事に俺が気づいた。
 この日も昨日同様、白井やイトシュンが吸ってても、吸いたくて仕方が無いとか、我慢してるって感覚はない。それより、タバコを一本吸う程度の小休止の間、どう過ごしていいかがわからないので、この日は煙草を吸わない後藤とハリに注目した。そしたら、あたりまえだけどあまりの自然な時間の使い方にいちいち感心する。自然すぎて、特別ここに書くまでもないくらいの行動なんだけど、今日からこの二人を参考にしよう。彼らが機材のセッティングを直してれば、俺もそうしてみる。いつもなら俺も部屋の外で一服してるはずだ。今までタバコに費やしてた時間が無駄だったとはちっとも思わないが、自由になったその時間は有効に使おうと思った。

4月 15, 2006 佐々木良 | | コメント (2) | トラックバック

2006/04/13

とりあえず 【佐々木】

 昨日のライブ、そしてメール、書き込み、手紙など、お祝いのメッセージ沢山ありがとうございます。一言一言が年々心に響くと言うか、噛み締めて受け止められるようになっていく気がします。だから本当に嬉しいんです。ありがとう!(この『ありがとう』だって、今までのとは違うんだ。もっと詰まってる感じの)
 根気よく付き合ってくれる人たちがたくさんいたおかげで、30年生きてこれました。
 また詳しく書きますが、30になったからというわけではなく、ついついタバコをやめてしまいました。今後パリッと生きていくにはいいキッカケだと思います。とりあえず、コレからイトシュンのライブを観に新木場に行くので、ひとまずこの辺で。取り急ぎお礼だけ。

4月 13, 2006 佐々木良 | | コメント (6) | トラックバック

2006/04/08

不良 【佐々木】

 今日はメンバーと制作スタッフが集合して曲出しをしました。数ある中から数曲に絞って、コレからさらに詰めて行きます。
 そんな基本リリースモノとは別に、今月中に録音しなきゃいけない曲もあったり、昼に集まって夕方頃までそんな打ち合わせをして、みんなが帰ってから白井とDeadstock Festival 2006(4/12 Eggmanでのファンクラブ限定ライブ)のセットリストを練り直す。
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 いや〜、ムズイ!一応今回のプロデューサーである(恐縮です!)俺が軽い気持ちで考えた第一案は、結成以来キンモクセイのセットリストの殆どを練り上げて来た白井からするとちと不安だったらしく、そう言われてからよくよくみると、なるほど。コレはヒドい。パープリンだ。限られた条件と制約の中でのリスト作りのノウハウを持ってる白井の意見はさすがに理にかなっている。さすがにメガネをかけているだけあるってもんだ。
 そんなコツを聞きながら、二人であーでもないこーでもない言いながらかなりのパターンを考えてるうちに、いつの間にか3〜4時間が経過していてさすがにワケわかんなくなって来た。
 このライブの大筋は、キンモクセイの蔵出しライブ。言わばレアトラック祭りなんだけど、さすがにライブでなかなか演奏されない曲を集めてるだけあって、そんなんをいくら集めてもどーも地味である。ファンクラブイベントだからこそ出来る企画だ。さらにこのライブのセットリストにさえ選ばれない曲もあるんだから切ない。
 ま、ともあれなんとか納得いくリストが出来ました。地味だけどいい曲だよ?っていう、ちょっと雑草魂的な、楽天優勝!みたいなライブになればいいなと思っています。

 帰り、貸してたシンセを返してもらいに大ちゃん(ex.COOL DRIVE)家に寄った。大ちゃんはかなり無防備で、平気で俺を一人留守番させて野暮用で出掛けたりする。今日も着いたら取り込み中で、機材の積み込みがあるとか言って出掛けてったので、部屋で一人待ってると、面白い本を見つけた。
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『読むだけで絶対やめられる 禁煙セラピー』

 三分の一程のところまで読んだ跡がある。まだ新鮮な吸い殻の入った灰皿がある部屋に、読みかけのこの本がある事がシュールだったので、写真を撮っといた。大ちゃんの挫折までの道のりがまざまざと目に浮かんでやるせない。
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 さらに悪ノリしてみる。

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 うわ〜、不良〜。喫煙しながら禁煙本を読む。このシチュエーションはさすがに初体験だ。
 スイマセン。たばこね、ヤメた方がいいに決まってるのは重々わかってます。でも別にヤメたいってワケでもない。趣味みたいなもんだから。なんつって一応この本借りて帰って来てたりする…。読書読書。

4月 8, 2006 佐々木良 | | コメント (6) | トラックバック

2006/04/03

ほっこり 【佐々木】

 横浜CLUB24のライブ来てくれた皆さんありがとう!デビュー前に負け続けたCLUB24で、ようやくいいライブが出来たよ。
 新曲もやりました。仮タイトルは『あたりまえの言葉』。二日前に後藤んちで出来たばかり。今後もプロトタイプでもどんどんライブでやってしまおうと思ってるので、曲の変化、アレンジが進化して行く様を垣間見れるかもね〜。

 で、以前も言いましたが、こんな感じでライブもやりつつも、今は製作期間。とは言えずっと集中してると息が詰まるし、いいもんも出来ないだろうと。だからもう今日は仕事しないって決めた!今日休む。オフ!


 今日は風が凄いし、午後から雨が降るらしいし、時期的にもスケジュール的にも桜を観るにはギリギリだと言う事で、砧公園というところに散歩に行ってきた(珍しく外出)。
 930本もの桜を目当てに、天気の良かった昨日は公園の周りを2周する程車が並んでたらしいけど、今日は大分落ち着いていてサイコーだった。
 この公園は元々ゴルフ場だったらしく、よくあるお花見スポットと違って人工物があまり目に入ってこない(ゴルフ場自体人工物だけど)。何しろ広い敷地に930本、絶景ポイントが2カ所や3カ所じゃない。奥へ行けば行く程、文字通り咲き乱れている。花見の場所取りで妥協したとしても相当いい感じで観れそう。
 ここの桜は、毎年この時期に騒ぎだす人間共にサービスするかのごとく、手の届く場所まで(あるいは膝下くらいまで)、綺麗な花をつけた枝を伸ばしてくれていて、すごく寛大な感じがする。見上げなくても目線の先に桜。もう薄ピンクの巨大な壁みたいになってる。あまりの景色に感動し、アホみたいに40枚くらい桜の写真ばっか撮りました。
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 それにしても一番良かったのは、花見客が品が良かった事。ばか騒ぎしてる集団も見なかったし、みんなのんびりアットホームな感じ。あったかい気持ちになった。
 

 夜はライブを観に行く予定があったので、雨が降り始めると同時に公園を出て、三軒茶屋で知り合いが経営している"tocoro cafe"というカフェで時間をつぶすことにした。
 去年の12月にOPENしたばかりの、どこにも似てない癒しの空間。店内は木の温もりがするシンプルな内装で、どこを見ても絵になる。ここでもついつい写真を撮りまくってしまった。
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 この場所でオーナー夫妻と喋っていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。気づけばもうライブの開場時間が過ぎていたので、あわてて表参道へ向かった。


 スッゲー雨。ちゃちい折り畳み傘なんて不可抗力だ。しかも場所を良く確認しないまま来ちゃったので、少々へこたれそうになりながらもなんとか着いた。
 表参道FABで、CANCIONのメンバーに誘われていた彼らのワンマン。今日は休むと決めたので、誘われた以上行かないわけにはいかない。湿った体に冷房はキツかったけど、ライブは楽しめた。いいライブだった。ちゃんと気持ちが伝わってきた。
 CANCIONは、俺の中で勝手に80年代後半〜90年代前半の匂いを感じていて、ちょっとクサい感じが好きだ。真っ直ぐで、俺の世代からするとちょっと恥ずかしい感じが、なんかくすぐられる。
 PAは俺たちもお世話になっている川瀬さんだった。さすがに音がいい!なんだか誇らしく思えた。俺たちとまた機材車に乗って全国を廻りたいって言ってくれて嬉しかった。全く同感だ。

 ライブ後は誘われるままに打ち上げに参加。俺はまたタダ観して、タダ酒を飲むつもりらしい。むしろ打ち上げを当てにして来てんのかってくらい『行きます。』と、いい返事が出来た。

 いいオフだった。

4月 3, 2006 佐々木良 | | コメント (6) | トラックバック

2006/04/01

QYシリーズ(PSEマークなし) 【佐々木】

 ここ二日程、後藤の自宅で新曲のアレンジ作業をしてました。いわゆる宅録ってヤツです。
 初日は1曲目から凝ってたらあっという間に真夜中。二日目でなんとか4曲程アレンジしました。かなりおおざっぱなメモ程度のものですが、「こんな感じでやりたい」っていう方向性が見えるには充分。
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 こういった自宅での作業の場合、さすがに部屋の中でドラムセットを叩くわけにはいかないので、大抵ドラマーは暇になる事が多いんだけど、ウチのハリは意外と器用でして、小型シーケンサーを指で叩いてセッションが出来るんで助かります。その姿と言ったら、そりゃぁもう相当地味です。
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 ところでこの小型シーケンサー、YAMAHAのQYシリーズといいまして、『持ち運びが出来る、VHSサイズのオールインワンシーケンサー』と言う売りで1990年に、初代QY10が発表されました。
 電池駆動も可能で、思いついたらいつでもどこでも作曲が出来ると言う事で、世界中でプロアマ問わず人気爆発。最新機種のQY100は、発表から6年経った今でも売っているロングセラー商品。
 実はキンモクセイもこのQYシリーズには今まで意外とお世話になってまして、気づいてみたらメンバー全員所有してたという。イトシュンは高校時代に買った初代QY10、俺も高校の時QY20を買った。ハリもQY20、白井はQY100、後藤はQY70QY700(コレはQYシリーズの最上級機種。値段もサイズも倍くらい。今は俺が所有してる。)と言う具合。かなり手軽で優れものなんですね。自宅でのデモ作りをコンピューターでやるようになった今でも、時々地味に活躍してくれる彼らです。


 後藤から、バカラックとAORのコンピのCDを借りて帰ろうと思ったら、「コレも聴け」と数枚無理矢理借りさせられて、無茶苦茶なラインナップになりました。


*Megadeth/Rust In Peace
最近流暢な日本語でTVにもよく出ている、ギタリストのマーティー・フリードマンが在籍していたハードロックバンド。
白井、後藤、イトシュンは、高校時代にメガデスのコピーバンドをやっていたらしい。
コレはまだ楽しく聴ける。カッコいい。

*Mekong Delta/The Principle Of Doubt + Toccata
『テクノ・スピード・メタルの巨匠』らしい。『壮大なスケールで繰り広げられるクラシックとスラッシュメタルの癒合』だって。
ここまで来ると、ジャンル分けがさっぱり意味わからん。聴くのもちとツライな〜。

*Grind Crusher-The Ultimate Earache
デスメタルのコンピ。とにかくワルそう〜な音楽の究極。
だって曲の邦題が、『餓鬼は屍体を貪り喰らう』とか、『魔王跳躍す。』だもん。
もう聴けない。ぶっちゃけ音楽とはいえない曲もある。
4秒で終わる曲とか何だよ。

*breeze AOR best selection
そのまんまAORのコンピです。70年代後半から80年代にかけての大人なロック。
ベストセレクションは助かる〜。この辺の人たちは、アルバム一枚聴くとちょっと飽きるのが多いから。

*Burt Bacharach presents-Sweet Melodies
作曲家バート・バカラックの提供作品を集めたコンピ。
こっちはやっさし〜音楽ばっかりです。
邦題もデスメタルとは対極で、『何かいいことないか仔猫チャン?』とか、『小さな願い』とかね。癒されるわ〜。

 CD屋でこの5枚をレジに持って行ったらびっくりされる。
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 ちなみに今日は横浜CLUB24で、ライブです。次のリリースが夏頃になりそうなんで、新曲できたらどんどんライブでやってこうと思ってます。

4月 1, 2006 佐々木良 | | コメント (9) | トラックバック