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2006/04/15

激動の一週間 1 【佐々木】

 大ちゃんに借りた『読むだけでやめられる 禁煙セラピー』という本ですが、借りた翌日の夜中には読み終わってしまい、そのままついタバコをやめてしまいました。
 大してやめる決意もしてなければ、心の準備も無し。暇つぶしの読書みたいな気持ち。読み終わるまではポケットに、半分くらい残ったタバコ1箱と、ライター、いつも持ち歩くバッグに開封してないタバコ1箱。読み終わるまでは吸ってもいいという方針の本だったので、読みながらも何本か吸った。

 100%この本のおかげでやめられたのか?そんなに絶大な効果のある本なのか?と思うでしょうが、それは人それぞれだと思います。要するに、タバコに依存し洗脳された考え方を改め、「こんなもの吸わなくても何の不都合もおきませんよ?」という、多くの非喫煙者が当たり前に持ってる考え方(要は人生最初の1本を吸うまで自分も普通に持っていた考え方)を懇切丁寧に説いてくれる本なんだけど、この本の中で言うには、『読んだ人は殆ど成功している』と。『やめることが出来なかった人に限って、私(著者)の言う事を殆ど守ってない』って言ってるわけ。あげく、 『早い人は最後まで読み終わる前に決心がつく人もいる』 とかね。俺の場合は、最後まで読んで書いてある事まで全部納得した上で、今まで癖みたいに吸ってたその感じまでは取りきれなかった。もうホントに、大人になっても絶対に吸う事はないと思っていた小学生の頃のように、クリーンな気持ちで何の未練も残らなくなると思ってたのに、さすがにそこまでではないんだと。でもそこはさすがベストセラーのこの本、

『最後まで読んでまだ吸いたい気持ちが残っている人は、この本をもう一度始めから読み直して下さい。』

 え〜?!そりゃないわ。じゃ、今やめるわ。と、言うわけです。今までそんなに沢山の人が成功したのに、俺に効かなかったらよっぽどひねくれもんじゃないかと。
 そんでこのセラピーの最後の儀式が、本を読み終わってから最後の1本を吸うの。一口吸う度に、『こんな有害な煙を肺に入れて何になるんだ』とか、『コレで今からタバコに縛られなくて済むぞ』『バラ色の人生が待っているんだ』とか、タバコがいかに意味の無いものかを噛み締めながら吸うわけ。「じゃ、一応やるか」なんて思いながら、言われた通りにするものの、どうしても美味いって感じるし、リラックス出来ちゃう。この気持ちがタバコの依存症に寄る偽りの感情だって事を延々言われて来たんだけどね。
 まぁ書いてある事は全部理解出来たし、納得出来たからやめた。やめても楽しそうだって思ったから。それで最後の一本を消して、残りはゴミ箱に捨てた。あとはもう一生吸わなければ良いだけ。


 なんて頭では理解しつつ、実際大丈夫だろうかと思いながら翌日は町田プレイハウスでライブ。地元はやっぱ良い。落ち着く。空き時間に時間をつぶそうと思ったら、選択肢が思いつきすぎる
 本番は新旧織り交ぜたリストで楽しかった。やっつけコメントのようで、この『楽しかった』って思う気持ちが結構大事。今までも楽しかったけど、最近は純粋にその場の空気と演奏を楽しめるようになって来た気がする。それと地元のライブハウスってのが相まって、軽くおセンチな気持ちになったり。俺たちごときのキャリアでそんななるのは早いけど、まぁなった。
 で、この日は一日中楽屋にある人が出入りしていた。「似てるな〜」「似てるっていうか本人だよな〜?」と思いながら、ライブ後に話しかけたらやっぱりそうだった。俺が学生時代から大好きなスパイラルライフ、スクーデリアエレクトロのメンバーであり、解散後の現在はモーターワークスというバンドやソロワークス、サウンドプロデューサーとして活動中の石田ショーキチ氏だ。今日普通に持って来たバッグにもさり気なく缶バッヂがついてる程憧れのミュージシャンが、地元のライブハウスの楽屋にいる光景には目を疑ったが、まぎれもなく御本人。プロデュースしているバンドが出ているからという事だった。
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 お話が出来ただけでも嬉しかったんですが、共通点もあったり、連絡先を教えて頂いたり、短い時間でしたが楽しかったです。後日メールをして、送信日時の"4月12日"というのを眺めていたら、そういえば石田さんも誕生日が一緒で、昔それを知って喜んだのを思い出した。メールでは飲みに行きましょうなんて話もしたので、そこは持ち前のデリカシーの無さで、真に受けて実行しようと思います。

 そんなプレイハウスの翌日は、12日の誕生日ライブのリハ。昨日から俺が一本もタバコを吸ってない事にまだ誰も気づいてないみたいだ。まぁ、周りの人間がいつタバコに火をつけたかなんて、いちいち気にしないもんか。って事に俺が気づいた。
 この日も昨日同様、白井やイトシュンが吸ってても、吸いたくて仕方が無いとか、我慢してるって感覚はない。それより、タバコを一本吸う程度の小休止の間、どう過ごしていいかがわからないので、この日は煙草を吸わない後藤とハリに注目した。そしたら、あたりまえだけどあまりの自然な時間の使い方にいちいち感心する。自然すぎて、特別ここに書くまでもないくらいの行動なんだけど、今日からこの二人を参考にしよう。彼らが機材のセッティングを直してれば、俺もそうしてみる。いつもなら俺も部屋の外で一服してるはずだ。今までタバコに費やしてた時間が無駄だったとはちっとも思わないが、自由になったその時間は有効に使おうと思った。

4月 15, 2006 佐々木良 |

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コメント

良さん、禁煙セラピーの結果教えていただきありがとうございました!
なるほど、そんな内容が書いてあったんですね。
私は喫煙した事がないので例え話しかできませんが、もし私が喫煙してたとして『もう一度読み返して下さい』と言われたら、面倒くさいので禁煙するのを止めると思うんですよ~ひねくれ者ですから(笑)
なので、そう言われて喫煙を止められた良さんは凄いと思います。
しかし、喫煙を止めると肥ると聞きますし(口寂しい為でしょうか?)お気を付け下さいませ。

投稿: M.I. | 2006/04/18 12:59:35


良くん、おはようございます♪読み応えある記事でとても嬉しいですっ!
モーターワークスさんてゲントウキさんとレーベルメイトでしたっけ…?対バンされているイベントを拝見した記憶があるような…うる覚えですが(大汗)
町田は楽しいライブでした(*^o^*)何だか凄く良いイベントでしたね!出来るなら、またここでキンモクセイのライブを観たいって思いました!
こんな素敵な文章を書ける人を"デリカシーが無い"なんて私は全然思いませんよ。でも、石田さんとはどうか素敵な交流を深めて下さいませ♪

投稿: melody | 2006/04/15 9:42:14


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